卒業研究では、研究室のなかでも、指導教員が決まっており、その指導教員から教育を受けながら、卒業研究を進めることが多くなります。この指導教員との付き合い方を簡単に紹介します。
指導教員を自分が決定できる場合には、研究内容や指導方法を直接聞いてみるほうがいいでしょう。この場合、メールなどで教員に研究室の訪問のお願いやアポイントメントを取りましょう。多くの教員は丁寧に対応してくれます。
一方で、指導教員と直接話しをすることが難しい場合は、指導教員や研究室の論文を読みましょう。その論文の投稿から公開までの頻度などからも研究室の様子を伺い知ることができます。
指導日は必ず行く
指導教員によっては、この日に進捗を報告してくださいなどの指導日を設ける教員がいます。
その場合には、指導日は最優先で行くくらいの心持ちでいたほうがいいです。実際には、就活などで都合が合わないケースも出てくるはずです。
そういったダブルブッキングや病気などで体調を壊した場合など、指導を受ける予定の日に行けなくなった場合には電話やメールなどで必ず事情を連絡するようにしましょう。
指導日は準備して臨む
指導日には研究の結果をパワーポイントなどでまとめたものやレジュメを用意して臨みしょう。
内容は前回の指導日から何をしてきたか、そして、今後は何をする予定かなどを実験結果とともに整理して紹介できるといいです。
またグラフの作り方やデータの整理の仕方などで指導されることがあります。その場合、指摘された内容は次回には修正できるように、メモなどを取り、次回には修正しましょう。
なぜを考える
研究の方向性などに指導教員から提案があるケースはよくあると思います。その場合、指導教員が言ったからと、そのまま受け入れるだけではなく、なぜそのような提案があったかも考えるようにしましょう。もちろん、自分の考えと異なった場合、そこで指導教員と議論することで、双方が納得する研究ができる場合も多くあります。
指導教員とうまくいかなかったとき
指導教員の指導内容や方針と自分の考えが一致している場合には、問題はありません。
しかし、指導教員が自分に合わないと感じる機会も多くでてきます。そういったときは、素直にそのことを相談するようにしましょう。
相談は、その指導教員じゃなく、他の教員や学生相談室などでも問題ありません。基本的に相談者は守秘義務があるため、相談内容はどんどん広まるといったことは起こらないはずです。
逆に1人で悩んでいるだけというのは、事態をさらに悪化させるだけなんてことになります。