化学徒の備忘録(かがろく)|化学系ブログ

理系の筆者が化学系の用語や論文、動画、ノウハウなどを紹介する化学ブログ

学会の懇親会って学生でも参加していいの?

新型コロナウイルスの影響で一時期は、学会もオンライン開催に移行していましたが、再びオフラインの現地開催やハイブリッド開催となってきました。

そういった中で、特に学会に初めて参加する学生が気になることの1つが懇親会かもしれません。新型コロナウイルスの感染が広まっていたなかでは自粛されていた懇親会も、再び開催されるようになっていることもあるでしょう。

この記事は
懇親会が開催されるみたいだけど、学生が参加していいのか?
と思う方向けの内容になります。

勇気を出して参加してみよう

筆者の意見としては「ぜひ勇気を出して参加しよう!」です。
特に初めて参加する場合や、自分の研究室からは学生が一人しか学会に参加しないというケースでは、非常に勇気がいると思います。
もしかしたら、参加したことでネガティブな気持ちになることもあるかもしれません。それでも、他の研究者と交流する貴重な機会と思い、ぜひ参加してみましょう。

ただし、学会によっては懇親会の参加は学生は想定していないというケースもないわけではないです。
そこで以下に、学生の参加が歓迎されている懇親会かを見分けるための、アドバイスを書いてみます。

1. 経験者や周りに聞いてみる

学会は学会によって文化が違うことがあります。そこで同じ学会に過去に参加したことがある先輩や教員がいれば聞いてみましょう。
あの懇親会は学生が参加するようなものじゃないという話が聞けるケースもあります。

また、学会会場でも、ポスター発表を聞いたり討論した学生などに、ポスター発表後などの発表の迷惑にならないタイミングで「懇親会に参加するか?」を聞いてみるということもできるでしょう。
学会は研究成果を発表し、議論を深めることも大切ですが、他の学生や研究者と交流を深める場でもあります。

2. 学生料金が設定されているか?

懇親会の参加費
・一般 5000円
・学生 2000円

といったように学生や若手向けの料金が設定されている場合は、開催者側に学生や若手にも積極的に参加してほしいという意図がある場合が多いです。
こういった場合は積極的に参加してみるといいでしょう。

懇親会に参加しないパターン

逆に懇親会に参加しないことを選ぶパターンも紹介します。

別の参加しやすい交流会や飲み会が開催される

例えば、若手向けの交流会や飲み会が同じ日に開催されるなどあれば、そちらの参加を優先したほうがいいかもしれません。
他にも、学会では研究室の同窓生 (同じ研究室出身で今は別の大学でポスドクや助教をしている) などの人と研究室合同の飲み会をしましょうといったケースもよくあることでしょう。
もしかすると学会当日にその話が決まるかもしれません。
こういった場合は、懇親会よりも、その飲み会のほうが別の研究室の学生と話しやすいといったことも考えられます。そういった場合は、そういった飲み会に参加したほうがいいかもしれません。