錯体の配位数
錯体にて、中心金属原子に配位する原子または原子団の数を配位数という。
中心金属を取り囲み、中心金属と配位結合している原子や原子団を配位子という。その配位子の数は配位数となる。
金属イオンの種類によるが、配位数は2、4、6などである場合が多い。しかし配位数は2~12などのものもある。一定の原子価状態では一定の配位数をもつが、2種類以上の配位数をもつものも多くある。
配位数が2の場合は直線形型、配位数が4の場合は正方形型や正四面体型、配位数が6の場合は正八面体型をとる錯イオンが多い。