学会発表を申し込むときのポイント
研究室で研究に取り組んでいると、指導教員に「今度の学会で発表してみない?」と言ってもらえるケースがあると思います。また、他の研究室の学生が学会で発表すると言ってて、学会発表に興味があるという人(特に学生)もいると思います。
この記事では、初めて学会に参加する、もしくは参加したいと思っている学生などに向けてポイントを紹介します。
学会の案内(webサイト)を確認する
今はほとんどの学会にwebサイトがあります。そして、各学会毎に春季年会や秋季年会、討論会といった研究発表会が開催されます。学会で発表するということは、この年会や討論会で発表するということになります。各学会のwebサイトを見ると、いつ開催されるのか、どこで開催されるのか、オンライン開催か、現地開催かなどの情報が掲載されているwebページがあるはずです。まずは、そのwebページを見て、申込み内容などを確認しましょう。
研究室の場合は、指導教員や学会発表を経験している先輩に相談すると、学会発表のために必要な手続きを聞くことができるはずですので、教えてもらいましょう。
学会の会員になる(不要な場合もある)
国内で開催される多くの学会発表は、その学会の会員になることが条件になっています。会員になるためには、すでに会員になっている人からの紹介が必要なケースや、会員として登録されるまでに時間のかかるケースもあります。学会の会員になる必要があるか、学会の会員になるにはどうしたらいいかを確認しましょう。
共同発表者の方の許諾を得る
研究を自分と指導教員だけで進めている場合は共同研究者はいないと思います。しかし、例えば、自分が試料を合成したが、試料の物性の測定を隣の研究室の先生にお願いしたといった場合には、お世話になった教員や学生が共同研究者(共同発表者)になる場合があります。そういった場合には、メールなどで学会で発表を申し込むことや、共同発表者になってもらいたいことなどを伝えるようにしましょう。
学会発表を申し込む
今はほとんどの場合、webサイトから申し込むことになると思います。申し込みの時点で、発表するタイトルやどの分野、グループ、セッションに申し込むか、研究発表の概略などを記載するケースが多いです。こちらも事前にwebサイトを確認して、指導教員と相談しておきましょう。
もしどのセッションに申し込むか悩んでいる場合は前回に開催されたときの要旨集などを学会のwebサイトや前回参加した教員や先輩から見せてもらうと、参考になります。