ハルコン法
ハルコン法 (Halcon process) は、酸化プロペンおよびスチレンの合成方法である。
ハルコン法にもいくつか種類があるが、代表的なハルコン法は、エチルベンゼンとプロペンからスチレンと酸化プロペンを合成する方式であり、スチレンと酸化プロペンの収率も高い。
エチルベンゼンを空気酸化してヒドロペルオキシドにし、油溶性モリブデン触媒であるナフテン酸モリブデンなどを用いて液相でプロペンと反応させることで、酸化プロペンとメチルベンジルアルコールを合成できる。
メチルベンジルアルコールは酸化チタン触媒などで脱水するとスチレンとなる。