置換基
有機化合物は炭素原子が連なって構成されている。このような分子を本体部分とそれ以外の付属した部分に分けて考えると便利である。
この付属した部分を置換基という。
置換基効果
立体的に大きな置換基がある場合、その近くに他の分子が近寄れず反応が起きにくくなる。
また、置換基には分子に電子を与えたり、電子を奪ったりするものもある。
こういった置換基が分子に与える影響を置換基効果という。
官能基
炭素、水素以外の原子を含む置換基や二重結合や三重結合を含む置換基を官能基という。また、特性基ともいう。例えば、OHやCO、COOHなどが官能基である。また炭素原子と結合したハロゲンも官能基の一種と数えられる。
官能基は分子の性質に大きく作用する。そして、その化合物に特有の化学反応を起こさせる。