Writefull
学術論文を執筆する際は、ほぼ間違いなく英語で執筆するのが、現在の主流です。
ただ、英語で文章を書くのは、慣れてないとなかなか大変です。
他の論文の英文を借用しようとする人もいますが、きちんと単語や文章を変えて借用しないと、盗用や剽窃などの機械的なチェックで引っかかってしまい、それが原因で、論文が査読までまわしてもらえないというケースも想定できます。
ただし、最近は、Google翻訳やDeepLなどの言語も翻訳も充実はしてきましたので、とりあえず英語の文章を作るまでは、比較的どうにかなります。
ここでは、その次の英語の文章の英語の単語を類語を調べて適切な単語を探したり、英文をアカデミックな文章に書き換えた例文を示してくれるサイトを紹介します。
AIを活用したアカデミックなライティング支援サイト、Writefullです。
2022年11月26日に確認した時点では、
- Title Generator
- Abstract Generator
- Parphraser
- Academizer
の4つが公開されています。
Academizer
特におすすめはAcademizerです。
英文を入力すると、アカデミックな英文例を示してくれます。
入力する英文は、論文の文章をまるごと入力したような長文より、一文一文を入力して、確認してみたほうが便利です。
例のように、英文を入力して、Academizeボタンをクリックすると、右側に例文が示されます。
この例文の中から、自分が最適だと思うものを選択すると、比較的簡単にアカデミックな英文が作成できます。
Paraphraser
またParaphraserの方は、以下のように英文を入力してから、どの程度単語を変換するかを、Low, Medium, Highのボタンをクリックすると、単語を類語に変換した例が表示されます。
例えば、英語の長文を読んでいると、同じような文章や、同じ単語の動詞などを何度も使っている文章は、あまり見かけません。英語では、類語に言い換えながら、文章ができています。
そういった、類語に単語を置き換えたい時に、類語辞典を調べるよりは、これで候補をまとめて確認したほうが、効率がよくなることもあります。
最後のチェックは自分で
英文作成などには、便利なサイトやアプリケーションが、多数存在しています。そういったものを上手に活用すると、効率よくクオリティの高い論文などを作成できると思います。
ただし、まだ全てを丸投げして、万能で解決できるようなサイトやアプリケーションはなかなかありません。
英語の論文であれば、投稿前に英文校正サービスなどに依頼しておかしな点がないかを確認してもらう人も多いと思いますが、その場合でも、依頼前の論文の文章のクオリティは、ある程度のものを準備しないと、意図やニュアンスが伝わらなかったりして、時間やお金が多くかかったりします。
便利なサイトやアプリケーションを使ったうえで、自分で、改めて推敲や校正も行うことで、初めてクオリティの高い論文の作成に繋がるはずです。