滴定の力価とは
滴定を行う際に、力価 (タイター、titer)を利用することがある。滴定の場合の力価とは滴定剤1 mLと反応する分析成分の重さのことであり、通常単位はmgが用いられる。
ニクロム酸カリウム溶液の力価が1.325 mg Feという力価である場合を考える。これは、1 mLのニクロム酸カリウム溶液が1.325 mgの鉄と反応することを示す。また、滴定剤の容量に力価をかけることによって、滴定される鉄の重さを求めることができる。
また力価はmg Feだけでなく、mg FeOなど、様々な形態の分析成分に利用することができる。