化学徒の備忘録(かがろく)|化学系ブログ

理系の筆者が化学系の用語や論文、動画、ノウハウなどを紹介する化学ブログ

卒業研究のテーマの与えられ方はいろいろ

どこの大学でも4年生、早ければ3年生の頃から研究室に配属された、研究を行うのではないでしょうか?

研究をするうえで大きく影響するのが研究テーマ。だいたいの研究室では、ボスの教授や准教授などからテーマを与えられるというケースが多いと思います。そんな研究のテーマの与えられ方をパターン毎に整理してみました。

  • 研究室に配属前に提示されている
  • 研究室に配属後に提示される

まずは、研究室に配属される前か後かで大きく分かれますね。人によってはテーマで研究室を選ぶという人もいるでしょう。

  • いくつかのテーマが提示されて、学生が選ぶ
  • テーマは個人に一つずつ与えられる

ここでも大きな違いがありますね。前者はある程度学生に選択権がありますが、後者は学生には選択権がないというパターンです。選択権があった方が学生の自由があるように思いますが、一方で学生同士で揉めるなんてこともあるかもしれません。ただ、だいたいは成績順に選んだり、じゃんけんやクジで選ぶ順番を決めたりという場合が多いでしょう。後者の場合は、ボスが学生の適正を考えてテーマを与えるということですね。経験の少ない学生には分からない適正を見抜いてもらえるならwin-winの関係かもしれません。

  • テーマはボスが決めるが、学生の希望や意見が反映される
  • テーマは全てボスが決める
  • テーマは全て自分で決める

テーマの細かい決め方も複数あります。テーマを全てボスが決めるのは、学生からすれば、選択肢が無いように思いますが、全て自分で決めるとなると、先行研究の調査から始まり時間もかかるうえ、良いテーマを選ぶことは非常に難しいと思います。特に卒業研究は1年、2年である程度の成果を出して、卒業論文にまとめることができるテーマを選ぶ必要もあるのでより一層難しいと思います。

 

学生にとって一番良いのはいったいどのパターンなのでしょう。最適なパターンも実際は人によりそうなので難しいですよね。

私は、テーマは配属前に提示されて、いくつかのテーマから選択できるパターンが良いなあと思う今日このごろです。