化学徒の備忘録(かがろく)|化学系ブログ

理系の筆者が化学系の用語や論文、動画、ノウハウなどを紹介する化学ブログ

触媒とは?触媒の定義と求められる重要な要素

触媒の定義と触媒を考えるうえで重要な活性、選択性、寿命、環境負荷について丁寧に解説しています。

【完全攻略:Google Scholarの使い方】無料で使える論文検索

Google Scholar(グーグルスカラー)の使い方についてゼロから解説しています。さらに検索のコツや各項目のマークの意味、メールアラートやライブラリ機能なども丁寧に解説しています。

触媒の分類(不均一触媒と均一触媒、エネルギー、反応、物質)

触媒の分類 触媒は、様々な基準で分類することができる。ここでは、その分類について取り上げる。 相による分類 触媒の相から気体触媒、液体触媒、固体触媒と分類することがある。 また、触媒の反応場の相と触媒物質の相が異なる場合を不均一触媒、触媒の反…

研究者がイメージ・イラストを作製するメリット

イメージ・イラストを作製するメリット 例えば、blenderという3DCGアニメーションソフトウェアを使うと、分子などのモデルのイメージを作ることができます。 別にblenderに限定する必要はなくパワーポイントなどでもいいのですが、イメージやイラストを作る…

blenderで分子モデルを書きたい(blemderでpdbファイルを読み込む)

blenderという3DCGアニメーションソフトウェアを使って、分子などのモデルを書くことを目指します。 ここでは(protain data bank) pdbファイルを読み込んで分子モデルを扱います。 バージョンは2.93です。 早速ダウンロードして、blenderをインストール後、…

錯体と酸化数:酸化数をつけるときのルール

錯体と酸化数 錯体では酸化数を考えることは重要である。 錯体の性質は中心金属イオンの酸化数に強く支配される。そのため酸化数で現象や性質を整理して考えることが重要となるのである。 しかしながら、酸化数を割り振るということな、任意性がある場合があ…

錯体と配位子の解説

錯体と配位子 通常のイオンとは少し異なる錯体や配位子について、わかりやすく説明していく。 まず、金属イオンは、金属イオン自身のまわりに陰イオンや中性分子を方向性をもって規則的に配列させるという性質がある。 ジアンミン銀(I)イオン[H3N-Ag-NH3]+は…

原子間の結合領域と反結合領域と共有結合をわかりやすく解説

有機化合物の骨格となる部分を形成する結合のほとんどが共有結合である。この共有結合は、2つの原子の間で、それぞれの価電子を互いに共有してできた結合である。 この価電子の共有によって結合ができるということについて、もう少し深くわかりやすく考えて…

金属錯体:ジアンミン銀イオン

ジアンミン銀イオン 塩化銀 (AgCl) は硝酸銀水溶液と塩化ナトリウム溶液を混合したときに生じる白色の沈殿である。塩化銀は水にはほとんど溶けない。しかし、アンモニア水には溶けてジアンミン銀イオン [Ag(NH3)2]+を形成する。このイオンは中心原子が銀イオ…

英語論文で文と文を繋ぐときの単語・熟語(接続詞)総まとめ

原因(Cause) 結果(Result) 対象・相違(Contrast・Difference) 意外性(Unexpectedness) 文の途中で 添加(Addition) 英語で論文を書くときに、文と文を繋ぐ接続詞や熟語のまとめです。 原因(Cause) ~のため:due to ~であるという事実により:due to the fact …